Wilson Audio SYSTEM7
を聴いてきました!

Canterburyに続き,今度はSystem7を聴かせて頂けました。貧乏オーディオマニアにとってこんなにも幸せな事はありません。


オーディオ歴40年のk1xv1xさん(奇遇にも大学の先輩)宅にお邪魔させて頂きました!いやぁ高そうなマンション・・・。

一見しただけでわかるハイエンド機器が何台も並んでいますがそれよりなにより驚きはスピーカーです。
そう,あのWilson Audio SYSTEM7です。なんとペア378万円もします!
素人の僕の説明は不用なくらい有名ですね。

下側からSYSTEM7を覗く・・・。
艶のあるピアノブラック仕上げは
高級感があります。
WilsonのSYSTEMシリーズは
WATTというツィーター部分と
PUPPYというウーファー部分を
組み合わせたものを指します。
つまり上の三角形型の部分がWATTで
下側がPUPPYとなります。
SYSTEMシリーズは型番が上がれば
音が良い。というわけではなく,
その数字ごとにその機器の持ち味がある。
まさに芸術品に近い物があります。
そのSYSTEMシリーズの中でも
特に有名なのがこの7です。
正に信号を正確に描写する。
しかしモニタースピーカーとは違い,
音を描写するのではなく音楽を演奏する。
この超高次元の再現性に
惚れ込む方が大勢いらっしゃるのです。
ちなみにWilsonはセッティングに
非常にシビアなスピーカーでも有名で,
スピーカーが1mmズレただけでも
もの凄い違和感を感じる程敏感だそうです。
いやはや何とも・・・・。
さぁこんなシビアなスピーカーをドライブするアンプ類ですが,まぁ何て言うか。
全部でポルシェくらい普通に買えて,つまり写ってる機器一台一台が車一台分くらいするわけで・・・。

メインで使用しているCDプレーヤーがご覧の通り最上段二台
ESOTERIC X-01D2(定価147万円)
ESOTERIC UX-3SE(定価78万円)
です。

そしてなんと中段左はクロック・ジェネレーターで,それも
ESOTERIC G-0s(定価126万円)!!

各機器のクロックを管理し,クロック精度を向上させる機器ですが,
この機器は発振器になんとルビジウムを採用しています。
通常発振器に使用される水晶発振器の精度は10の-4乗程度ですが,
ルビジウム発振器はなんと10の-9乗の精度を誇ります。
圧倒的な精度ですね。つまり1/10000000000ですからね・・・・。

中段中央はプリアンプですが,Ayre K-1x(定価147万円)です。
Ayre製品って本当に日本にあるんですね・・・。
プリアンプがK-1xという事は当然

パワーアンプはAyre V-1x(定価180万円)です。
4Ω時400w+400Wの超度級パワーアンプです。
いやぁ写真撮るときヒートシンクが熱かった・・・。
メインシステムは以上ですが,他にもLINDEMANN D680や
TACTの初代デジタルアンプ,SONY TA-DA9100ESなど高級機器がたくさん設置してありました。

左が電源系統,右が信号系統のケーブル群ですが,ココだけでも数百万円掛かってます・・・。
メインラインは壁コンSWO-XXX ULTIMO
ESOTERIC
8N-PC8100(定価31.5万)→
PS AUDIO P600 POWER PLANT
そしてG-0sにはまたも8N-PC8100
X-01D2にはSTEALTH Dream(定価49.5万円)
k-1xにもSTEALTH Dream
UX3-SEにはSTEALTH Cloude99(日本円約13万円)
v-1xにもSTEALTH Dream
という,目が飛び出そうなくらいな電源ケーブル達ですが信号系も凄い。
G-0s→X-01D2の間はESOTERIC 7N-DA6100(定価25.2万円)
X-01D2→K-1xにはNORDOST VALHALLA XLA(定価54.6万円)
K-1x→V-1xがSTEALTH INDRA XLR(定価97.5万円)
そして最後V-1x→SYSTEM7がNBS STATEMENT EXTREME(129.9万円!)
という,まさに奇跡の値段です。

いやぁサブシステムのケーブル群やその他スピーカーやアンプのベース類も
非常に凄いんですがもう今日は打つの疲れた・・・。

さて僕の愚耳での感想ですが,もはや言葉が出ない・・・。
至福の音色。空間再現力云々以前に質感がリアル過ぎる。
ピアノを弾く指の動き,ベースの弦のすすり泣く様,トロンボーンの揺らす空気。
そういった物が触れそうなくらい実感を感じることが出来ました。
音の輪郭がハッキリしているのに堅く無い。柔らさと強さが備わった,
まさに魔法に掛けられた様な音色でした。
スピーカーを感じない左右へのぐんとした広がり,
天井を突き抜けるような高さ,そして奥行き感が最高で,
こんな贅沢をしていいいのだろうかと思ってしまうくらい素晴らしい音質でした。
またX-01D2ではキツ過ぎない解像度が,UX-3SEではドコまでも高い天井が,
D680では音よりも聴かせる空気,音楽性がそれぞれとても魅力でした。またそれぞれのプレーヤー,
何本か試聴させて頂いたケーブルの特徴を綺麗に描き分けるSYSTEM7のポテンシャルの高さに驚きました。
またG-0sのクロック精度は半端無い。切った瞬間に音の輪郭が不安定になり,音数が減る。
音数が減る原因が奥行き感が無くなる。
そういった物が如実に分かる程高次元のシステムでした。
いやぁもう最高の一日でした!!k1xv1xさん,素晴らしいお土産もありがとうございました!
こんな貴重な体験は滅多にできる物じゃありません。
素晴らしい時間を過ごさせて頂きました。本当にありがとうございました!



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