第一回秋葉原遠征記録(2007,6,8)


第一回目の今日は,オーディオ聖地巡礼記を2003年から掲載されているオーディオみじんこの管理人
みじんこさんと一緒に秋葉原を回りました。みじんこさんは音元出版社の季刊・Audio Accessory誌で
「オーディオみじんこ観察日記」というコラムを連載されている方でもあります。
超有名サイトand超有名雑誌ですのでご存じの方も多いのでは?
12時に秋葉原駅電気街口改札前集合でしたので,3分前にメール。
僕としては超有名人に会うような気分でワクワクだったんですが,
実際にお会いしたみじんこさんは想像と違い,とても気さくな方でした。AA誌の写真などから
もっとこう渋めのおじさんを想像していたので良かったです。
とまぁ駅前のラジオ会館のキムラ無線を覗いてからお昼を食べ,本格的な巡礼スタート!
とまぁいきなりコレかよ!って話ですが,あきばお~で見かけたエヴァ缶です。
今年の9月にはヱヴァンゲリヲン 新劇場版:序が公開されるそうですし,
主題歌は宇多田ヒカルが歌うなど最近また話題のエヴァですね。
勿論DVD-BOXも貞本エヴァは最新11巻まで揃ってる僕ですが・・・。笑
と所変わりましてAVAC秋葉原新本店で見掛けましたHDC-1.0です。
CPUにインテル® Core2Duo T5500 (1.66GHz)
OSにMicrosoft Windows Vista Home Basic
などのなかなかハイスペックなPCです。まぁ大手メーカー製オーディオPCということで。
サウンド部分には同社のSE-90PCIに良く似たサウンドカードが採用されています。
同社の最新サウンドカードはSE-200PCIですが,どちらも聴き専サウンドカードとしては確固たる位置を築いています。
僕もメインマシンにはSE-90PCIを使用しているほどです。
しかし同社のサウンドカードは過去の製品も含め,ASIOドライバに対応していないんですね。
また現行機種ではデジタル出力は光(TOSリンク)しか装備されていません。
ASIOドライバ対応やデジタル同軸出力機能などが備わればもっと高度なHTPC,ハードディスクトランスポート用として
売れそうな気もしますが・・・。

上記の条件を満たしている製品は現在市場にはDTM用に特化したような高価かつ
ピュアオーディオには無駄な機能が多々装備されているサウンドカードしかありません。
そしてハイファイ堂の新店舗,秋葉原店試聴室で見掛けたMARANTZのproject D-1です。
名エンジニアである鈴木哲氏が手がけたDACで,ご覧の通り現在でも結構人気です。
写真は撮れませんでしたがダイナミックオーディオ5555の2Fで,現在鈴木氏が在籍している気鋭ブランド,
SOULNOTEのDAC,da1.0も試聴してきました。SHARPの1bitデジタルアンプ,SM-SX300-Hにトランスポート直接接続と,
da1.0を通してアナログ入力に接続した状態で比較したのですが,da1.0を通すと音が熱くなりました。
彫りが深いと言いますか,とにかく音に熱がこもるんですね。好み分かれる音かと思いますが,僕的には
正にどんぴしゃに好きな音でした。試聴してみる価値ありますよアレは。
そして同じくハイファイ堂で堂々と鳴っていましたJBL 4344です。一台104kgの超巨大スタジオリファレンススピーカーです。
僕は往年の43シリーズは初めて試聴したのですが,コレハヤバイ。
もう現代のスピーカーには欠片も残っていないような音の出し方でした。
とにかく音に生気が宿っている。38cmウーファーの分厚く腹に響く低域と中域から高域の独特の厚みが
たまらないですねコレは!
こちらはJBL 4345です。上記の4344の後続機ですが,重量なんと一台112kg!ウーファーは46cmです。
コレでjazzを聴いたのですが,もう腹に響くなんてもんじゃない。ぶん殴られたような重圧感のある低域でした。
それでいてそんな超協力かつ自己主張の強い低域に負けないくらいの熱い中域と高域。
もう僕は43シリーズの虜となってしまいました。
そして最後に聴いたのがこのJBL 4343です。
オーディオアクセサリー誌2006年秋号の「読者が選ぶオーディオ銘機100選」で数あるオーディオ機器の中でも
2位に選ばれたまさに銘機中の銘機です。その中でも若干数が少ないスタジオ納品用のグレーモデルで,
全てのユニットがアルニコ磁石だそうです。
コレを聴いた瞬間もう衝撃でした。アルニコっていうのはこんな音がするのか・・・。
まさに追い求めていた音の理想のような形でした。弾力があり,粘り気もある,それでいて物凄いスピード感で
聴き手を襲う低域,そして聴き手を飽きさせない独特の中域,そして聴き疲れしない丁寧な高域。

もしかすると近い将来このサイトは「HTPCで鳴らす4343」になるかもしれません・・。笑
しかしこの43シリーズはアンプを選ぶそうで。最初の4344にはMark LevinsonのML-3(200W+200W 8Ω)
次の4345にはGASのAMPZILLA(200W+200W 8Ω)などの協力なパワー部を持った
アンプで駆動されていました。
そして最後にオーディオユニオンお茶の水店で同じJBLの最新フラッグシップモデル,Project EVEREST DD66000
聴いてきました。確かに現代ハイエンドスピーカーな音色でした。バツグンの透明感と強すぎない音色。
聴き疲れしない優しい音なのにどこかJBLらしさの残る厚みある音色。
でも,30年近くも前の43シリーズにはあって最新のDD66000にはない魅力が沢山ある気がしたのは気のせいでしょうか。



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