第四回秋葉原遠征記録(2007,10,26)

今日は10月末の秋葉原の様子をお届けします。
ただ最近は大学の放課後に1,2時間立ち寄るだけなんで
あんまりいろんな店を見て回れないんですよね・・・。
どんより曇り空の秋葉原駅前。
ただ僕の心をは澄み渡っています。
なぜなら今日はあのSPが聴けるからです。
まずはラジオ会館4Fのキムラ無線店頭にてfo.Qを撮影。
オーディオマニアの方ならご存じかと思いますが数ある制振材の中でも今最も売れている物ですね。
ブームに乗りきれない僕はイマイチ手を出せずにいたのですがインシュレーターの製品ラインナップも一新されたため
今回初めて購入してみました。
fo.Qのインシュレーター,G-51です。直径51mmの円形型で厚さが1mmの薄いシートが四枚入っています。
HTPCに使用してみましたのでレビューは後日掲載したいと思います。
ちょっとピントがボケていますが同じくラジオ会館の2F,トモカ電気プロショップ店頭にて。
スタジオ製品で有名なBEHRINGER(ベリンガー)のチャンネルデバイダー,DCX2496です。
驚異的なコストパフォーマンスのチャンデバだそうで,僕も将来マルチアンプを導入する際には
入門機として目を付けています。ヤフオクでは内蔵DACをパスしてデジタル出力が得られる改造品も出回っていますが,
デジタル入力→デジタル出力が可能なチャンデバってかなり強力ですよね。
本来トラポやチャンデバなどの全段機器は味付けなく無機質・フラットでストレートな音を出せる機器の方が
良いと僕は考えています。個性的なトラポを使用する場合最終的な音をまとめるのが難しいと思いますので。
ラジオでパートを久々に訪れたらB1Fでなにやらセンスの良いオーディオ店が開業していました。
ただ値札は無く,店員さんもいないので何も分からず。そしてホームページもないようで・・・。
謎だ・・・。
このようにガラスケース内は綺麗な照明が施され,中には真空管アンプが多数展示されていました。
音は結構良かったですよ。タマのアンプの芯の有る音色でした。
そういえばザ・コンが閉店しちゃったんですよね・・・。
自作PCユーザーとしては哀しいです。
そして今日の目玉はコレ!
ダイナミックオーディオ秋葉原トレードセンター2Fにて,JBL 4428を聴かせて貰いました!
わざわざハーマンから試聴機を貸し出して貰ったんです。Yさん本当にありがとうございました!
 
 このJBL 4428はJBL伝統のブルーバッフルの血を受け継ぐ中堅機で30cmウーファーやコンプレッションドライバーにバイラジアルホーンなど,充実したユニット群を搭載したCPの高いモデルです。面白い店が周波数特性で,
この4428はなんと40Hz〜40kHzが出せるんです。

低域は30cmウーファーの割には最低域まで欲張らず,聴感的な設定値なのでしょうか。上が40kHzですからスーパーツィーター並ですね。19mm径ポリプロピレン・リングラジエーターがCDの限界をとっくに超えている程の超高音域を再生しています。
というわけで試聴する際には三台のアンプを聴かせて貰えたのですが,

ARCAM A90 (プリメイン・トランジスター90W)
UNISON RESEARCH SimplyTwo (クラスA 真空管 10W)
PRIMARE I21 (トランジスター 75W)

の順番で試聴。当初43XX系スタジオモニター的な音の鳴り方を想像していたのですが,
ARCAMのアンプで駆動していた際にはどちらかというと現代的な鳴り方で,透明度や音場感,解像度を
重視したアッサリとした音調。よく言えばそんな感じだが43XXシリーズ的な音像型かつ濃い音を想像していた
為ちょっと物足りない・・。

こんなもんなのかなぁと思っていたのですがUNISONのタマのアンプに繋いだ瞬間おお!という感じでした!
まさにJBL!しっかりとした芯のある音色と濃い中域,そして大口径ユニットから出る腰の据わった重低音。
正にコレだ!といった感じでした。

そしてもし買うならば最初に繋ぐであろう現愛器であるPRIMAREにつないでみると,
ちょっとこのクラスのアンプだと分解能の無さが目立つ・・・。
上も下も伸びてはいるが全体的に平面的で分離感が殆ど感じられない・・・。
コレはちょっとボロボロだぞ・・・といった感じでした。

とにかくかなりアンプに左右されそうなSPで,ただ高能率でエネルギッシュな音は一貫してJBLらしい感じでした。
というわけで御徒町駅まで歩いて帰ったのでした。散歩するには丁度良い距離ですね。



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