HTPC
ハードディスクトランスポート

ココでは僕のオーディオシステムの要,HTPCをご紹介します。


1.HTPCとは?
HTPCとは,ホームシアターパソコンの略称で,マルチメディアに特化したパソコンという位置づけですが,特に明確な規定はありません。
通常はプロジェクターに出力し,5.1chなどの主に映画を見る事に重点を置いたパソコンですが,僕の制作するHTPCは2ch音楽信号をいかに低ジッターで出力できるかを目指しています。
なお最近の傾向ではHTPCには目的によって複数の制作方法が存在し,まずただ単に見た目がカッコ良いケースを使用した普通のパソコンの他、次世代メディア(Blu-rayディスクやHD DVDなど)の再生に対応した超ハイスペックHTPCやDVDの再生が限界の超ロースペックHTPC,wavファイルの再生のみのさらにロースペックHTPCなど多種多様に存在します。僕はギリギリDVD再生も可能なスペックに仕上げる予定ですが機会を見計らってwav再生専用の一台も組みたいですね。
ロースペックHTPCに限ってのことですが,パーツ一つ一つ,それこそコンデンサやネジ一本から拘って制作すると,元々データの数値一つ狂ったら大変な事になってしまうパソコンですから,一般的な高級トランスポートよりも桁違いに正確なデジタル信号を取り出すことが可能です。某教授の有名HTPCサイトを参考に,またHTPC制作でクラフトオーディオ界では有名な麻布オーディオのWさん指導の元そんじょそこららの100万円未満のトランスポートくらいには負けない高音質ハードディスクトランスポートを制作する予定です。

2.HTPCに使用するパーツの選び方
具体的にどういったパーツを使用していくとより高音質に近づくのか?HTPCといっても要は特殊な"自作パソコン"ですからCPUを始めM/Bやメモリを選んでいくという事に代わりはありません。ただもちろん全ての,上にも書きましたがM/Bをケースに留める為のネジ一本まで全ての使用するパーツを音質向上の為に選定していきます。

3.HTPCの組み立て方
使用するパーツを選び,購入。それだけではパソコンになりません。"自作"する行程もHTPCは通常の自作パソコンとは多少異なる箇所があります。
またメインパーツの他にも色々必要なパーツは存在します。そんな名脇役的なパーツも紹介していきます。

4.HTPCに適したOSやソフトの設定
HTPCはハード面だけでなくソフト面でも非常に敏感です。OSはWindowsXP Professional SP1を使用します。Meや2000よりXPの方が,またHome EditionやMedia Center EditionよりProfessional版を,そしてSP2よりもSP1の方が音質上有利です。Linuxという手もありますが汎用性の無さと各種ドライバーの成熟度から×。
そしてただ上記のOSをインストールしただけではまだまだ音質がよろしくありません。コントロールパネルを使いこなし,またレジストリもマスターしましょう。その他ASIOに適した再生ソフトやDVD再生ソフトもどんどん紹介していきます。

5.音質向上テクニック初級編
ネジ一本から丁寧にパーツを選んで行けば,それだけでも素晴らしい音質を得る事は可能です。しかしさらなる高みを目指す為,ココではより音質向上に繋がる費用も安く,安全で簡単な改造を紹介テクニックを紹介します。

6.音質向上テクニック上級編
初級編では飽き足らない人の為に,より難易度の高い改造を紹介します。費用もそれなりに掛かったり,もしくは高度な技が必要になってきたりしますが,どうせやるなら,徹底的に凝りたいですよね・・・?

7.マザーボード徹底改造
初級編上級編共に実践して,まだ満足出来ない場合,最も音質向上に効果が出るのはマザーボードの給電能力向上目的の改造です。これはかなりの費用と時間,それに手先の器用さに忍耐も必要です。また難易度もかなり高く,現在僕も進行中ですがなかなか先へ進めません。
が,改造後の音質はまさに「異次元の音」だそうです。こんなうたい文句に誘われない訳がありません。またこの改造はオーバークロック等にもとても効果的です。HTPCやオーバークロッカーの方々,是非参考にしてみてください。なお,僕が改造に使用したマザーボードは CUSL2-C です。予算は最高クラスのパーツで固めるならマザー一枚当たり2,3万円掛かります。

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